皆様、いかがお過ごしでしょうか。

異常と言われるほどの気候変動が、大きな事故や災害を引き起こしています。遠くチベット地方では、氷河の融解による土砂流で大きな災害が発生し、いまだに行方不明者の数もはっきりしない状況です。日本でも、熊本地方の地震や大雨による石川県地方の災害など、これまでとは何かが違うのではないかと思うような現象が各地で起こっています。このような災害や事故は、いつ、どこで発生するか分かりません。皆様も、業務中や移動中にこのような災害に遭わないよう、普段から身の回りの状況に注意してください。製品安全と同じように、日常生活においても、まず自分なりにリスクを分析し、起こり得る問題を想定して対策を講じておくことが大切だと思います。

昨日は、高速道路を使って大阪へ移動していました。少し考え事をしていて運転に集中していなかった私も悪いのですが、車の追突防止センサが突然作動し、急ブレーキがかかりました。驚いて私自身もブレーキを踏みましたが、幸い事なきを得ました。大型トラックの後ろを走っていたため、トラックの前を走る車の挙動は見えませんでした。どうも数台前の小型バンがパンクしてブレーキングし、後続車も次々にブレーキをかけたようです。たまたま追突防止装置が付いていたため、大事に至らなかったのだと思います。少し価格が高くても、この種の保護機能が付いた車をぜひ選択肢に入れてください。

先の「社長の独り言」で、Mac M5 GPU 128GBを購入したと報告しましたが、社内でもWindows版で同じようなシステムを構築し、「LM Studio」を導入して、幹部が社内用として使い始めました。AIの回答がすべて正しいといえるようになるには、まだ時間がかかりますが、少なくとも私に都度確認する作業は大幅に減らせそうです。判断に使うデータとして、これまで蓄積してきた経験やノウハウを参照させれば、誤った回答を大幅に減らせるはずです。これをコツコツ進めることで、今後素晴らしいアシスタントに成長してくると確信しています。読者の皆様も、将来同僚や後輩の方がAIで検索できるよう、できるだけノウハウをPDF形式などで残していただくことをお勧めします。

さて、製品安全評価・認証業務に関わる技術者から、「規格に書かれていないから要求されない」という発言を、さまざまな委員会で他機関の代表者から聞くことが多くなりました。新しく規格を作成したり、必要に応じて改訂したりする場合でも、関係者の間で周知された知識や要求事項については、新しい改訂規格にはあえて記載しないという考え方があるのかもしれません。そのため、規格に明記されていないことだけを理由に、「規格要求がない」と判断しないようお願いします。あくまでも、規格で明示されている要求事項と同等の水準を期待し、業界で常識とされる製品寿命を設計者が確実に守り、その寿命中に事故が生じないよう製品安全設計を行うことが、設計者の使命だと考えています。

趣味の日本蜜蜂養蜂についてです。月刊誌『致知』が指導する木鶏会の記事について、社内でも、人間性を磨いていただきたい社員には参加を義務付けて勉強してもらっています。私自身も社外のグループに参加して勉強しています。そのグループに、日本蜜蜂に興味を持たれている方がいましたので、「では、1群もらってください」と、最後の1群を差し上げました。また来春の捕獲に向けて頑張りたいと思います。移動の際、以前はあちこち刺されたものですが、今回は何も刺されず、もらい手の車に積まれていきました。「俺んちにいたくなかったのかなあ?」と少しショックを感じています。