今月、監督省庁の製品安全課の責任者の方々が、当社を視察されました。行政の製品安全分野を担う方々が、民間の検査現場を直接訪れ、意見交換を行う機会は決して多くありません。これは、私たちが長年積み重ねてきた実績と技術力に対し、一定の関心と期待を寄せていただいていることを実感するとともに、私たちの取り組みが、製品安全分野の一端を担う存在として認識されていることを感じました。私たちはその立場に改めて誇りを持つべきだと感じています。

一方、市場では、大手メーカーによるリコールや、海外の著名な製品安全認証機関が試験データに関する不正で処分を受けた事例など、製品安全を巡る問題が後を絶ちません。こうした問題の背景には、設計側と評価側の認識のずれや、「この程度なら問題ないだろう」という油断が存在します。しかし、小さな妥協や見落としが、企業の信頼失墜や消費者の安全に関わる重大な結果につながります。だからこそ、私たちは今後の姿勢を、お客様に明確に示していかなければなりません。

私たちの仕事は、単に規格のチェックシートを埋めることではありません。私たちが発行する認証書や評価レポートは、いわば「私の製品」です。そこに妥協や見落としを許さないという強い責任感と当事者意識を持つことが、私たちの本質です。

私たちは、国内の民間評価・認証機関として、公正性と専門性を追求しています。同時に、私たちの仕事は単なる形式的な審査ではなく、高度な専門技術を提供する民間サービスであると考えています。

そのため、形式主義や前例主義に陥ることなく、お客様第一の姿勢を徹底し、サービス品質の向上を追求していきます。また、製品安全に関わる技術者には、高い技術力に加え、ISO 17021 附属書Dに示されるような倫理的行動の考え方も重要であると考えています。この考えを、志を同じくする評価・認証機関にも共有していきたいと考えています。

私たちが提供すべき最高のサービスとは、お客様のビジネスを支える迅速な納期と、決して揺るがない品質、その両立によって高い製品安全技術を提供することです。
時に、私たちの審査や指摘は、お客様にとって厳しい内容となる場合もあります。しかし、品質に妥協せず、迅速に技術サービスを提供する姿勢こそが、お客様の製品をリコールなどの大きな経営リスクから守り、世界に通用する安全性を支える真のサービスだと考えています。
お客様に寄り添い、声に耳を傾け、ビジネスのスピードに応えながらも、安全の本質については決して妥協しない。この姿勢を貫くことが、お客様と社会から信頼される唯一の道です。

「コスモスが評価した製品なら安心できる」

そのようにお客様から信頼していただける存在を目指し、私たちはこれからも、自らの役割に誇りを持ち、納期・品質・製品安全技術を兼ね備えた民間サービスを追求していきます。