厳しい残暑から一転、秋も深まり朝晩冷え込む季節になりましたが、皆様におかれましては体調を崩さされませんようご注意下さい。

さて、製品安全評価・認証業界では、まるで風速50m/sほどの突風が吹いたような変化を感じます。
弊社にとって向かい風か追い風になるのか、まったく予想出来ない状況が続いていますが、監督省庁の方針をさまざまな方法で確かめながら石橋を叩いて渡ろうと考えているところです。国の方が経済安全保障の観点から製品安全評価・認証を見つめ出したのではと感じています。

SUICAのセキュリティに脆弱性があるとの発表がありましたが、これは外国の評価機関に頼らず、国内の関係機関に技術力を高めなさいという天の声ではないでしょうか?次に、先月も触れましたがT社の410万台対象のリコールがありました。この後、製品の設計・開発時にしっかりと“リスクアセスメント・ハンドブック実務編(2011年6月発行)”を見ていますか?とのお知らせと、10月7日には“電気用品安全法 登録検査機関ガイド(第4版)が登録検査機関実務実施要領として、通知が送られてきました。詳細は各文書をお読みいただきたいのですが、電安法で評価された部品やユニットをそのままで安全と判断しないことや、CB認証品や部品ユニットでもそのまま安全としないで、あくまでも製品の寿命を鑑みて必要なら追加の試験をするようにと促されているように思います。もし私の理解に間違いがなければ、医療機器での事故の教訓から関係省庁が動き出したように思います。
2025年10月27日の今日は、厚生労働省から、“登録認証制度の安定的な運用に向けた制度の見直し”というメールとキックオフ通達を受信しました。“独立行政法人医薬品医療機器総合機構が必要に応じて、認証機関の試験をモニターする”との通知です。

日本蜜蜂の養蜂の方は、1群が秋の大雀蜂の襲来を受けており、なんとか巣に籠って凌いでいるところです。耐えられないと逃げる可能性もあるので、心配で毎朝様子を見ています。