いつも弊社設備をご利用頂き、ありがとう御座います。

多くのお客様に、ご利用を頂いております、IP試験のご案内をさせて頂きます。

【IP試験とは?】
IPはInternational Protectionの略で、電気製品の筐体が異物の侵入を防ぐ外郭による保護等級を表すものです。
IEC/EN60529、JIS C0920(外郭による保護の階級分類)に基づく評価で、固体、液体の侵入物に対する保護の度合いが数字で表され、数字を見れば製品の保護等級がわかるようになっています。 

【評価実施概要】
1. 外来固形物の侵入に対する保護 IP0X~IP6X IP5KX/IP6KX
2. 水の浸入に対する保護  IPX0~IPX8、IPX9K

今回は、IP5X(じんあい試験)についてご説明をさせていただきます。
IP5Xはカテゴリー1とカテゴリー2と別れており、カテゴリー1については、内部を負圧にする必要があります。

●負圧にするとは
製品にエアチューブを差込、毎時60容積の吸引率を超えることなく、被試験品(外郭)の内部に被試験品(外郭)の内容積の80倍の空気を吸い込ませます。

【IP5X(カテゴリー2)について】
※負圧にする事以外は、カテゴリー1、カテゴリー2も内容は同じですので、カテゴリー2の説明をさせて頂きます。

試験内容下記、2点の試験をする必要が御座います。

●危険な箇所への接近に対する保護
・試験方法
 直径1mm、長さ100mmの近接プローブを1N±0.1Nの力で機器開口部または勘合部に押し当てます。

●外来固形物に対する保護
・試験方法
 指定のダストチャンバーに披試験品を通常の使用状態と同様に試験室内に設置する。
 ただし、真空ポンプは使用しません。通常の使用で開口状態となっている水抜き孔などは、
 試験中もそのままの状態とします。試験は、8時間経過するまで継続します。

【弊社をご利用頂くメリット】
 既に、ご利用を頂いている方もお見えと思いますが、弊社松阪事業所内の粉塵試験機は、
 サンプルサイズ1,400mm×1,400mm×1,400mm 重量300Kgのサンプルまでの大型のサンプルも
 対応可能です。
 (300Kg以上のサンプルは要相談となります。)

IP試験は、すべて依頼試験/立会試験のご選択が可能です。
・依頼試験・・・試験筐体を送付頂き弊社にて、評価を実施させて頂きます。
・立会試験・・・弊社試験員が立会のもと、お客様が直接、試験内容をご確認できます。

※立会試験は、別途費用が必要になりますが下記メリットがあります。
1.お客様の希望日程で試験を行う事ができます。
2.最終報告はレポートをもっての報告になりますが、いち早く試験状況のご確認ができます。

他の規格、社内規格などの粉塵試験、水の浸入に対する保護の試験等、弊社の施設を利用してみたい方も、是非弊社までご連絡ください。