米国市場で販売される電機・電子製品の多くで、大衆の集まる場所や事務所、作業場等で使用されることを目的として販売される製品は、NRTLによる安全性評価を受けることが必要となります。

※NRTL認証を必須とする電機、電子製品は、OSHAのWEBサイトを御確認ください。
  http://www.osha.gov/

NRTLは米国労働安全衛生局(OSHA)に認められた安全試験・認証を行う民間の試験所です。OSHAに登録されているNRTLは同じ条件を満たしているから、どの試験所も同じであると考えられがちですが、それぞれのNRTLごとに技術内容、認証できる製品、価格体系が異なります。

また、UL規格に基づいて機器を認証できるのは、ULだけであるという誤解をもたれている場合があります。それぞれの試験所の認定範囲であればどのNRTLでも、ANSI 、UL、ASTM、FMRCなどにより発行される規格に基づき製品を認証することが出来ます。

以下に代表的なNRTLを紹介致します。

【CSA】
数多くの認証できる規格を保持しています。
当社は情報機器カテゴリーにおいてCSAの認定試験所となっております。

【MET】
当社はMETの認定試験所となっており、UL60950-1、6500、60065、1310、2601、60601-1、61010A-1、B-1、C-1、UL508Cでの評価試験結果が認められております。(詳細はお問合せ下さい)
また、MET認証取得までの全てのやり取りが当社を通すことで日本語にて可能となり、日本国内にあるMET認証製品生産工場の年2回(*)の工場検査は、登録された当社工場検査員が御社工場へ伺います。
(*)危険場所用製品等は除く。

【Nemko CCL】
Nemkoは、2009年12月17日にOSHA NRTLの一つであるCCLを買収し、NEMKO CCLとしてNRTLとなりました。UL60950-1、1012、61010、60065のNRTL認証が可能です。
年2回のNEMKO CCL認証製品生産工場への工場検査は、登録された当社工場検査員が実施予定です。またNEMKO CBレポートをご希望の際には、そのレポートを利用してNRTLの申請を行う、完全なOne Stop Shopが可能となります。

【TUVラインランド、TUVズード 他】
それぞれ、OSHA認定範囲内の規格に基づくNRTL認証が可能です。当社では、CBを利用して、それぞれのNRTL申請が可能です。

尚、各機関は、米国NRTLだけでなく、カナダSCCでの認定もうけており、カナダ規格での認証取得も可能です。詳細については、当社営業企画部までお気軽にお問合せください。