弊社の製品事故調査委員会より
「日本独自の生活習慣における事故の1つに、ACアダプターをこたつの中
または、布団の下にもぐりこませてしまうことより、放熱異常状態となり布団を
焦がす事故の発生が見られます。」
と調査報告を受け、当社で実施する電気用品安全法適合評価における
「ACアダプター」につきましては以下の対応を行うことが、社内方針として
決まりましたことご報告いたします。

弊社企業理念に基づき、消費者の皆様に安心を提供するため、
ACアダプターの電気用品安全法適合性評価を頂いた製品には、電気用品安全法の
技術基準の要求に加え、布団に覆った状態を模擬した異常試験を実施させていただきます。

製品の安全性向上を目的とした、弊社独自の取り組みですので、この試験項目を追加
することによる料金追加及び改定はございません。

「布団に覆った状態を模擬した異常試験の実施」は試料を布団で覆い、
温度安定まで運転させ、外観の変形等の状況を確認します。

【試験条件】

パターン①・・・ ACアダプターを綿布団(約5cm厚)に包む(一重)。
パターン②・・・ ACアダプターをコタツの発熱部の真下に置く。

 - 試料への入力は、平常温度上昇試験(別途相談)で得られた
    最高温度の条件(例:90V 50Hz)とする。
    出力はコネクターの形状により負荷を変更します。

 ※コネクターの形状が特殊形状であり専用性のあるものの場合・・・定格負荷
   コネクターの形状が汎用性あるものの場合・・・過負荷

- 上記条件にて、温度安定まで運転させる。

 ※温度安定とは、外郭に熱電対を取り付け、その温度差が30分間
   0.5K以下となった時点をいいます。

【判定】

耐電圧試験 、絶縁抵抗試験、ケースの変形・発火の確認

 ※確認結果の判定は他の規格評価判断を基準に合否を判定しますが
   弊社の判定は推奨判断とさせて頂きます。

【費用】

電気用品安全法、IEC/EN/UL60950などACアダプターの規格評価御依頼を
弊社に発注の際は無料でオプション評価をさせて頂きます。

試験条件のパターン①又は②の単独評価を依頼頂く場合の費用は

・パターン①の場合・・・1モデル30,000円(税抜)
・パターン②の場合・・・1モデル30,000円(税抜)
・両パターンの場合・・・1モデル46,000円(税抜)

※この試験方法は暫定的なもので、得られた試験結果により都度改定されます。
※上記試験条件以外にもお客様のご要望試験条件にて試験を実施する事も可能です。
 その際の費用は別途相談と致します。